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クラミジアはどうして感染率が高い?原因や症状をまとめてみた

2020年01月01日

性病は性行為によって人から人にうつりますが、病原体の種類ごとに感染しやすさ(感染率)に違いがあります。日本国内において、クラミジアは特に感染率が高い性病のひとつといえます。

クラミジアの感染率が高い理由としていくつかの原因が考えられますが、男性・女性ともに感染初期の症状が軽いまたは無症状であることが関係しています。男女ともに初期症状が軽いことが特徴で、発見・治療開始が遅れる傾向があり、この間に気づかずに他の人にうつしてしまう機会が多くなります。

クラミジアに感染しても無症状である場合が多く、発症した場合でも初期の段階であれば軽い排尿痛程度です。男性であれば初期の段階で排尿痛や排尿時に尿道不快感などの症状が出ますが、耐えられないほどの苦痛ではないので放置されるケースがあります。男性と比べると女性のほうが感染初期の症状が出にくく、1~3週間の潜伏期を過ぎて膣炎を発症しても気づかずに過ごすケースも少なくありません。病原菌が喉の感染をする場合もありますが、扁桃炎や咽頭炎を発症しない状態で細菌が残留し続ける人もいます。

初期症状が軽いことに加えて、クラミジア菌は感染経路の種類が多いことも感染率が高くなってしまう原因のひとつです。一般的に性病は性行為の際に男性や女性の分泌物に含まれる病原体が粘膜感染をすることで他の人にうつりますが、クラミジアは性交以外でも感染をする可能性があります。唾液・精子・膣分泌液以外にも、直腸の粘膜・血液・リンパ液・涙や目ヤニなどにもクラミジア菌が含まれている場合があります。この菌は喉の粘膜にも感染をするので、例えばディープキスをすると口を通して粘膜感染をします。感染経路が多いことも、クラミジアの感染率が高い理由のひとつです。

クラミジア菌は母子感染をするリスクもあるので、妊娠中の女性は特に注意が必要です。妊娠中に発症すると、早産や流産をするリスクが高くなります。出産時にも新生児に母子感染をする危険性があり、新生児が結膜炎や肺炎を発症する原因になる場合があります。

クラミジアは早期に治療をすれば短期間で完治させることができますが、治療が遅れると不妊症や重大な身体症状を起こす恐れがあります。早期に発見をするためには、軽い排尿痛などの症状を見逃さないことが大切です。複数または不特定の相手と性行為をすると感染のリスクが高まるので、検査キットなどを利用して定期的にチェックをすることができます。