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HIV・エイズの検査キットは通販でも入手可能?

2019年09月14日
患者を診ている医者

国立感染症研究所が2017年9月に公表したデータによると、日本国内では毎年1,500人前後の人がHIV(エイズ)のウイルスに感染しており、このうち約3割の人が発症後に感染が判明しています。HIVは感染後数年間~10年ほどは無症状の期間が続いてから発症しますが、無症状の間に治療を開始したほうが余命が長くなります。エイズ治療は早期発見が非常に重要ですが、現状では残念ながら多くの人が発症後にHIV感染が判明して治療を開始しています。

日本では保健所や医療機関でHIVの検査が無料で受けられますが、検査キットを利用すれば自宅に居ながら陽性・陰性を判別することが可能です。HIVウイルスは血液中の免疫細胞に感染をするので、少量の血液を採取して検査を行います。検査キットには血液を採取するための使い捨て針や容器などが含まれており、自分で採血をします。

国内の会社で販売されているHIV検査キットであれば、採血をしてから専用の容器に入れて会社に郵送します。海外製の検査キットには使い捨て針の他に試薬・スポイトなども含まれていて、採血した血液を試薬と混ぜて色の変化を見ることで陽性・陰性を判別することができます。海外製の検査キットを利用すれば検体を郵送して検査結果を待つ必要がなく、自宅に居ながらすぐに感染の有無が確認できます。

スポイトなどを使用して検査試薬を調合するタイプの検査キットを使用する場合は、使用方法を間違えると正しい結果が得られないので注意が必要です。試薬が同封されている検査キットは日本国内で薬事承認されていませんが、ネット通販を利用すれば簡単に入手することができます。海外向けの製品なので英語のマニュアルが添付されていますが、通販サイトによっては日本語で使用方法を説明したマニュアルも一緒に送付してくれる場合があります。

手軽にHIV感染を調べられる検査キットを利用すれば早期発見ができますが、もしも陽性反応が出たら速やかに医療機関を受診する必要があります。医療機関を受診すると高精度の検査が行われ、本当にHIVに感染しているかどうかを調べます。検査キットでは抗原・抗体検査をしますが、稀に感染していなくても陽性の結果が出る場合があるからです。

医療機関を受診して本当に陽性であることが判明したら、感染しているウイルスのタイプを調べる目的でより精密な検査が実施されます。HIVウイルスにはいくつかの種類があり、感染したウイルスのタイプによって治療方法や服用する薬の種類が異なるからです。